【ビジネス用語】アップルトゥアップル(Apple to Apple)の意味と使い方

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「それってアップルトゥアップルの比較になってる?」

上司にこんな質問をされたことはありませんか?
そのままの意味を考えてみると、リンゴとリンゴの比較になっているかを聞いているのでしょうが、全く意味が分かりませんよね。
毎度思うのですが、カタカナのビジネス用語は本当に意味がわからないので、使用はできるだけ控えて欲しいものです。

しかし現実問題、そうは言っていられません。
世のビジネスマンは、さもみんなが知っているかのようにビジネス用語を多用してきます。
なので、こちらもがんばって覚えていくしかありません。

さて、今回は「アップルトゥアップル」の意味や使い方などについて解説していきます。
ビジネスの現場で使われることは比較的少ない言葉ですが、実際出くわすとこれほど厄介なものはありません。

いざ出てきても大丈夫なように、ここでしっかり内容を理解しておきましょう。

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1.アップルトゥアップ(Apple to Apple)の意味

アップルトゥアップルとは、リンゴとリンゴという意味ですが、
そこから転じて、同一条件という意味がある言葉です。

つまり、「アップルトゥアップルの比較か?」と聞かれたら、「同一条件の比較か?」を聞いているというわけですね。

また、ビジネスの場では「アップルトゥオレンジ(Apple to Orange)」という言葉もあります。
アップルとオレンジということは、同じものではないということですね。
つまり、「アップルトゥオレンジ」は「同一条件ではない」「違うもの」という意味があるのです。

2.アップルトゥアップ(Apple to Apple)の例

ここではアップルトゥアップルの比較をしている例をいくつかみていきましょう。

トヨタの自動車とホンダの自動車

これはアップルトゥアップルの比較ですね。

それでは、

トヨタの自動車とホンダのバイク

これは自動車とバイクで同じ移動手段といえますが、機能としては全く異なるので、アップルトゥオレンジの比較です。

また、

PS2とニンテンドー64

これはどうでしょうか?
確かに、同じゲーム機という意味ではアップルトゥアップルのように見えますね。

しかし、PS2にはCD/DVDの再生機能がありました。
これではゲーム機として単純比較ができませんよね。
つまり、PS2とニンテンドー64はアップルトゥオレンジの比較なのです。

最後に、

コカ・コーラとペプシコーラ

これはどうでしょう?
どちらも炭酸飲料で、色も黒く、味も似ていますよね。
この2つの比較はアップルトゥアップルといえそうです。

これくらいでアップルトゥアップルと、アップルトゥオレンジの違いがイメージできたでしょうか?

2.アップルトゥアップ(Apple to Apple)の使い方

先の例でみたように、アップルトゥアップルは、商品やサービスを比較する場合に使用します。
商品やサービスの機能が全く同じ時にアップルトゥアップルの比較で、そうではない時にはアップルトゥオレンジの比較だというのです。

同一条件の比較と、そうでないのでは比較する意味が変わってきます。
アップルトゥアップルは、議論する対象が同一条件で比較されているか確認するために使用されるのです。

3.アップルトゥアップ(Apple to Apple)で比較する効果

アップルトゥアップルで比較することは、その商品・サービスがどこで差別化されているかを明確にする効果があります。

たとえば、高校と予備校の場合を考えてみましょう。
確かに高校も予備校も、大学に合格するための知識を勉強する場です。

しかし、大学に合格する知識”だけ”を勉強する予備校と比較して、高校ではもっと幅広い知識を学びます。
また、高校には部活動がありますが、予備校には当然ありません。

つまり、高校と予備校はアップルトゥアップルの関係ではなく、アップルトゥオレンジの関係にあるといえるのです。

ここで高校と予備校を比較して、高校の入学者数増やす方法を考えてみましょう。

2つの共通点は「大学入学のための教育」なので、在学中の生徒の偏差値を上げることが、入学者数増加の方法となるかもしれませんね。

では、同じ高校同士を比較してみましょう。

ある高校では偏差値上昇に力を入れているかもしれませんし、ある高校では文化祭に力を入れているかもしれません。
また、全国大会出場を果たす部活動をいくつも抱えている高校もあるでしょう。

これらは全て、高校の入学者数を増やすための方法として考えられますよね。

 

まとめると、高校と予備校の比較では、偏差値だけが入学者増加の唯一の方法として考えられたのに対し、
高校同士の比較では、偏差値以外にも部活動や文化祭なども、入学者増加の方法として考えられました。

このように、アップルトゥアップと、アップルトゥオレンジの比較では、導かれる答えが変わってきます。
そして、同一条件で比較しなければ、本当の差別化要因は見つけられないのです。

関連記事⇒製品の差別化要素を10個にまとめてみた

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アップルトゥアップルは、同一条件で商品・サービスを比較するときに、用いられる言葉です。
ビジネス以外では、もっと広い意味で2つの事柄を比較するときに使われるかもしれませんね。

いずれにしても、物事を同一条件で比較するのか、それとも前提条件が異なるままで比較するのかで、導かれる答えは全く違うものになるので注意しましょう。

まずはアップルトゥアップルの比較を行い、さらにアップルトゥオレンジの比較を行うと、さらによい答えがわかるかもしれませんね。

ではっ!

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