どうもたかぴーです!
前回の記事:そもそもGDPってなに?GDPの意味をわかりやすく解説
でGDPの意味は理解できたと思います。
でもちょっと待ってください!
似たような言葉でGNPとかGNIという言葉を聞いたことありますよね?
GDPと何が違うんでしょうか?
今回はそんな素朴な疑問にお答えしたいと思います!
GDP・GNP・GNIの違い
ちなみにGDPについては前回解説したからわかってるよね?
じゃあ確認のためにもう一度、GDPの意味を説明するよ。
GDPとは国内で生産された商品・サービスの付加価値の合計のことだよ。
日本が儲けた金額の合計って言ってましたよね!
それで、次のGNPなんだけど、これは国民総生産って言われているんだ。
漢字で見るとちょっとわかった気がします。
もう少し詳しく教えて下さい!
つまり、日本人が儲けた金額の合計ということだね。
あれ、でも結局GDPとどう違うんですか?
なんだか同じような説明だった気がしますケド。
つまり、GDPは場所、GNPは国籍で区別しているんだ。
プロ野球を例に考えてみようか。
日本人は日本のプロリーグで活躍することが多いけど、近年海外でプレーすることも増えているよね。
松井秀喜選手やイチロー選手なんかが有名ですね!
日本のGDPは、あくまで日本国内で稼いだ金額になるんですね!
つまりアメリカの日本人プレイヤーが稼いだ金額は、アメリカのGDPになるってことですか?
でも、日本人がたとえアメリカで稼いだとしても、日本のGNPに含まれるんだ。
これがGDPとの違いだね。
逆に海外の選手が日本のプロ野球で活躍したら、日本のGDPに含まれるけど、日本のGNPには含まれないということですね!
でもGNPはどういう時に利用されているんですか?
その理由は経済のグローバル化にあるよ。
だからGNPを基準にすると、日本そのものの経済状況が捉えにくくなってしまったんだ。
ところで、GNPの意味はわかったのですが、GNIはどうなんですか?
GNIとは国民総所得のことで、GNPと内容は一緒なんだよ。
GNPは国民が生み出した商品・サービスの付加価値の合計だったけど、
GNIは国民が受け取った所得の合計のことなんだ。
付加価値の合計額、所得の合計額、支出(消費と投資)の合計額は全て同じなるという法則があるんだよ。
これを三面等価の原則というんだ。
GNPとGNIは言い方を変えているだけで、指している内容は同じだったんですね!
GDP・GNP・GNIの違い まとめ
それでは、GDP・GNP・GNIの意味についてそれぞれまとめてみましょう。
GDP・・・国内で生産された商品・サービスの付加価値の合計
GNP・・・国民が生み出した商品・サービスの付加価値の合計
GNI・・・国民が受け取った所得の合計
GDPとGNPは、国内で生み出された付加価値か、国民が生み出した付加価値かという違いがあるんですね。
例えば、日本人が海外で仕事をして稼いだ場合は、日本のGDPには含まれませんが、日本のGNPには含まれます。
逆に外国人が日本で仕事をして稼いだ場合は、日本のGDPに含まれますが、日本のGNPには含まれません。
次に、GNPとGNIですが、この二つは視点が違うだけで本質的には違いがありません。
三面等価の原則から、国民が生み出した付加価値の合計と、受け取った所得の合計は同じ金額になる為です。
単純に名称を変えただけというわけですね。
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