「この仕事、ASAP(アサップ)でお願いね」
仕事をしていると、上司からこのような指示を受けたことはありませんか?
入社したての新入社員にとって、意味の分からないビジネス用語には本当に戸惑いますよね。
相手が恐い上司だと、聞くに聞けないと思います。
あさってまでに仕上げればよいのだろうか…
なんて間違った解釈をしてしまっては、大変なことになってしまいます。
そこで今回はASAP(アサップ)の意味や使い方・注意点についてまとめてみました。
ASAP(アサップ)の意味を理解して、仕事のデキる社会人を目指しましょう!
1.ASAP(アサップ)とは?
ASAPとは
As soon as possible
の頭文字を取ったもので、「できるだけ早く」という意味があります。
「この仕事、ASAPでお願い」
と言われたら、できるだけ早くその仕事を終わらせて欲しいというメッセージだというわけですね。
ASAPの読み方は「アサップ」が最も一般的で、その他には「エイサップ」「エーエスピー」などもあるようです。
いずれにしても意味は同じなので、依頼をされたら出来るだけ早く、指示された仕事を片付けてしまいましょう。
2.ASAP(アサップ)の使い方
ASAPは意味の通り、可及的速やかに行って欲しい仕事・お願い事を依頼する際に使えばよいのですが、実際に使う際には注意点があります。
それは、ASAPは「上から下に向けての命令」が意味の中に含まれていることです。
これは元々、ASAPという言葉が英語圏から生まれた用語のためのようです。
外国でそのように使われている以上、日本で用いる際も配慮が必要です。
間違っても上司が多用するからといって、上司に向かって「アサップでお願いします!」なんてお願いしないようにしましょう。
3.ASAP(アサップ)の注意点
ASAP(アサップ)な仕事を依頼された際に、注意する点があります。
それは、どれくらい早くその仕事を済ませなければならないのか、ということを明確にすることです。
なるべく早く、といっても感覚は人それぞれなのです。
人によってはその日中だったり、その週でよかったり、月内であればいつでもよかったりしするのです。
しかし、特に仕事を覚えている最中は、仕事の優先順位の付け方が上手くできません。
仕事の重要度もわからなければ、上司の感覚もわかりません。これは仕方のないことです。
だからこそ、ASAPな仕事を依頼されたら、期限を確認するようにしましょう。
たとえば、
と言われたら、自分の中でなるべく早く終わらせるとしたら、いつまでに仕上げられるかを考えてみて
だいたい完了するのは○日になりそうですが、大丈夫ですか?
このように聞き返してあげると、より具体的なアドバイスを受けられるでしょう。
ASAPと言われても、必ず期限を設けれなければ、その仕事はいつまで経っても取り残されてしまうでしょう。
必ずASAPな仕事は具体的な日時まで落とし込むことが、デキる社会人の仕事術なのです。
まとめ:できるだけ早く終わらせる仕事は期限を設けるべき
いかがでしたでしょうか?
ASAP(アサップ)は「できるだけ早く」という意味のあるビジネス用語でした。
意味がわかると使いたくなってしまうのが、ビジネス用語の落とし穴です。
ASAPには、部下から上司には使うべき言葉ではありません。
これはあくまで上から下に指示する時に用いる用語なのです。
また、できるだけ早くと言われても、必ず期限を設けるようにしましょう。
社会人になると、次から次へと仕事を振られるようになります。
目の前の仕事をこなすので精一杯で、ついつい期限の設けられていない仕事は後回しにしてしまいがちです。
依頼された仕事をすっかり忘れてしまった頃に、
「おい、あの仕事はどうなったんだ?」
なんて言われて青ざめてしまわないように、気を付けたいものですね。
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では!