市場規模の算出方法にお困りではありませんか? 何かビジネスを始めたい時、業界について研究したい時、必ず市場規模を調査しなければいけません。 Googleで検索しても、なかなか簡単には見つけられないですよね。 結局調べているうちにだんだん疲れてきて、「この業界ではデータが公表されていないんだ…」と諦めてしまったことが、僕にもあります。 そんなあなたに、今回は市場規模の算出方法について解説したいと思います! 根拠をもって市場規模を推定する方法を学び、あなたの分析をどんどん進めましょう!!
1.市場規模の定義
市場とは、モノとお金がやり取りする場のことをいいます。 市場規模とは、取引されたモノの数や、その金額の合計をいうんですね。 つまり、その市場の売上高の合計を指します。 例えば本業界について考えてみましょう。本は、本屋さんやコンビニなどで購入できますね。最近ではAmazonや楽天などのオンラインショップからも買うことができます。こうしたそれぞれの取引量を全て合計したのが、市場規模となるのです。 市場規模は政府が公表するデータや専門調査会社が公表するデータで知ることが出来ます。
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2.市場規模の統計データサイト
市場規模の算出方法を考える前に、どこかにデータが落ちていないか今一度確認しましょう。信頼できるデータがあるのなら、それに越したことはありませんからね。 統計データを扱うサイトは多種多様です。最も信頼のおけるのは公的機関から発表される資料ですね。- 法人企業統計調査
- 工業統計調査
- 矢野経済研究所
リンク:市場規模マップ (※外部サイトへ移動します)
感覚的に市場規模の大きさが分かりますし、それぞれのリンク先の統計データもある程度信頼のおけるものが多くて非常に便利です。難点は検索性の低さですが、一応解決策があります。 次の図は、映画業界の市場規模を「市場規模マップ」で調べる方法です。
①市場規模マップの左下「全体を表示する」をクリック
②キーボードの「Ctrl」と「F」を同時に押し、右上の検索欄に「映画」と入力。自動的に「映画」に色づけさるので見つけやすい。
③対象リンクをクリックすると、「映画」の市場規模と出所を閲覧できる。
以上のような手順で、ほとんどの市場規模データは入手できるでしょう。
📊 Verification Report

検証記事
過去問データブックで1次試験は何点取れる?
令和7年の本試験で実際に検証してみました
検証結果を読む →3.市場規模の算出方法~フェルミ推定
ここまで調べたけど、どうしても必要なデータがない!という場合は、市場規模を自分の手で算出するしかありません。 そこで便利なツールが、フェルミ推定です。フェルミ推定とは、統計データがなかったり、実際に調査できない場合に、いくつかの手掛かりをもとに必要な情報を推定する手法のことです。市場規模とは、市場の売上高の合計といいました。 この売上高はどのようにして求まるでしょうか? 例えば本屋さんの売上高は、
- 売上高 = 本の値段 × 本の売れた冊数
- 売上高 = 本の値段 × 購入者数 × 一人あたりの購入冊数
3-1.ハンバーガーの市場規模算出の事例
実際にフェルミ推定を用いて、ハンバーガーチェーン店の市場規模を算出してみましょう。 「商業施設新聞2082号」の1面にハンバーガーチェーン店の店舗数と売上高が書いてありました。
しかし、ご覧の通り、一部の会社の売上高が非公表でわかりません。この非公表の売上高がわかれば、ハンバーガーの市場規模がわかりそうです。
そこで、今分かっている売上高と店舗数を使って、1店舗あたりの売上高を推定してみましょう。
- マクドナルドの1店舗あたり売上高 = 4,463億円 ÷ 3,093店舗 = 1億4,429万円
- モスバーガーの1店舗当たり売上高 = 653億2,900万円 ÷ 1,418店舗 = 4,607万円
- ファーストキッチンの1店舗あたり売上高 = 100億円 ÷ 127店舗 =7,874万円
それぞれの会社の売上高を合計して、ハンバーガーの市場規模は5,639億円という結果が得られました。公表されているデータだけで全体の約90%を占めいるので、ブレも少なさそうです。
以上のように、分かっているデータと推定したデータを組み合わせることで、市場規模を算出することができます。
3-2.フェルミ推定の注意点
フェルミ推定を行う際は次の点に注意が必要です。- 用いるデータが信頼できるか
- 推定したデータは根拠があるか
たかぴー
なるほど、確かにそうかもね!
まとめ
いかがでしたでしょうか? 市場規模を統計データから入手することが出来れば一番楽ですが、毎回必ずしも手に入るとは限りません。時として、自分自身で計算しなければいけないこともあるのです。 そんな時にはフェルミ推定という統計データの算出方法が使えます。 知り得る範囲のデータを用いて、市場規模を推定する手法です。 フェルミ推定を使えば理論上はどんな市場規模も算出できてしまいますが、ある程度の信頼性のあるデータと、根拠のある計算方法を用いるようにしましょう。 それでは、またどこかでお会いしましょう。1次対策経済学 / 10年分データ
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