経済学

国別GDPを比較してみた!経済成長率の高い国は?

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日本は不景気だというニュースをよく聞きますよね。

私は平成生まれなので、物心ついた時からずっと日本は不景気です(笑)

そこでふと思いました。

日本以外の国の経済ってどうなってるの?

みなさんも同じような疑問を抱きませんか?

そこで国別のGDPをまとめてみたので紹介したいと思います!

上位10ヵ国GDP比較

たかぴー

今回は国別のGDPを比較してみたよ。
GDPは国内で生産された商品・サービスの付加価値の合計のことだったよね。
つまり、GDPを比べることで各国がどれくらい儲かっているかがわかるんだ。

つかさ

日本は経済大国第2位から3位に転落してしまったんですよね!
そこまでは知っていますが、実際どうなっているのか気になります!

たかぴー

じゃあ早速2015年時点での名目GDP上位10ヵ国の2000年~2015年の推移グラフを見てみよう。

GLOBAL NOTEで公開されているデータをもとに筆者が作成

つかさ

わあ!日本は2009年から中国に抜かれちゃったんですね!

たかぴー

そうだね、ここ10年の中国の成長は目覚ましいね。
アメリカの経済成長も順調といえるよね。
でも、この2か国を除いてはほとんどの国が停滞しているように見えるよ。

つかさ

あ、言われてみたらそうですね!

たかぴー

そこで各国の直近5年間の1年あたり経済成長率を表にしてみたよ。

 
国名 直近5年間の1年あたり経済成長率
アメリカ 3.8%
中国 13.2%
日本 -5.2%
ドイツ 0.0%
イギリス 3.4%
フランス -1.5%
インド 4.0%
イタリア -2.8%
ブラジル -3.2%
カナダ -0.5%
つかさ

やはり中国が圧倒的ですね!
アメリカはグラフだとかなり伸びているように見えましたが、成長率は3.8%なんですね。

たかぴー

うん、アメリカの経済規模は他の国と比較にならないからね。
それでもほぼ毎年成長を続けているのは物凄いことなんだ。
他の先進国について見てもらえるかな?

つかさ

あっ!やっぱりほとんどの国が成長できていません!
わずかに成長できているはインドとイギリスのみになっています!

たかぴー

そうだね、実は日本に限らず、先進国のほとんどは経済成長が頭打ちになっているんだ。
ちなみにインドはIT産業が盛んで、イギリスは金融が強い国として知られているね。
昨年の2016年にはEU脱退を表明したし、今後どうなるか楽しみな国のひとつだ。

つかさ

なるほど~。
不景気なのは日本だけとは限らないんですね!

たかぴー

うん、実はこれが経済のグローバル化を促す理由のひとつになっているんだよ。
どうしても自国だけでは稼げないから、企業は成長している国にどんどん進出していくことになるんだ。

つかさ

なるほどですね!
じゃあみんな中国に進出しているんですか?

たかぴー

うん、誰しもがそう考えるよね。
実際多くの国の企業が中国へ参入したんだ。
そうなると、中国国内での競争が激しくなるよね?
それに中国企業の技術力も相当上がってきている。
結果的に中国は稼ぎにくい市場となっているんだ。

つかさ

かなり激しい競争が繰り広げられているんですね。
他には打つ手はないのでしょうか?

たかぴー

うん、それは次のセッションで見ていこう。

上位10ヵ国GDP比較 まとめ

GDP上位10ヵ国のうち順調な経済成長を達成できているのは、

アメリカ、中国、イギリス、インド

の4か国でしたね。

つまり、先進国のほとんどは経済成長が頭打ちになっているということがわかります。

日本は今のところは上位3位に留まっていますが、今後より順位を下げてしまう可能性は大いになります。

経済成長率の高い国

たかぴー

中国の他に経済成長の高い国はないのか調べてみたよ。
下は世界190か国のうち、直近5年間の1年あたり経済成長率が10%を越えている国だ。

国名 直近5年間の1年あたり
経済成長率
GDP(百万ドル)
ウズベキスタン 11.0% 65,503
エチオピア 16.0% 61,629
エリトリア 17.2% 4,666
コンゴ民主共和国 13.3% 38,386
シエラレオネ 12.5% 4,399
スリランカ 10.6% 81,247
ソロモン諸島 11.8% 1,146
トルクメニスタン 11.9% 35,855
パナマ 12.6% 52,132
バングラデシュ 11.1% 206,531
ベトナム 11.3% 191,454
ボリビア 11.2% 33,238
マカオ 11.7% 46,178
モンゴル 11.7% 11,718
ラオス 13.0% 12,561
たかぴー

ちなみに72を経済成長率で割ると、元の数字が倍になるまでの年数がわかるよ。
これを72のプリンシプルというんだ。
つまり、ここに上げた各国は7年前後でGDPが倍になると予測できるよ。

つかさ

えーっ!
世の中にはこんなにも高い成長率で伸びている国があるんですね!
日本はこうした国々へは進出しないのですか?

たかぴー

いや、もちろん一部進出している場合もあるけど、実際的にはほとんど進んでいないんだ。

つかさ

それはどうしてですか?
なんだかもったいない話ですね。

たかぴー

うん、各国のGDPの額を見てほしいんだけど、かなり小さいよね?
日本のGDPの1/100くらいしかないんだ。
つまり、こうした国へ参入しても日本の企業が満足するだけの利益が得られないんだよ。

つかさ

なるほど、規模が小さすぎるんですね。
なかなか上手くいかないものですね。

たかぴー

うん、それに各国の政治的情勢もひとつの理由なんだ。
この中の一部の国々は先進国ほど治安が良くないんだよ。
だから人的リスクを伴ってしまうんだね。

つかさ

それはコワイですね><
海外で命を落としてしまう日本の労働者のニュースが最近多いですもんね。
規模と治安が日本企業の進出を妨げているということですね。

たかぴー

うん、だから日本企業の海外進出先もあらゆる面から考慮して決定しなければいけないんだ。
それに、そもそも日本企業が海外進出しても日本のGDPには換算されないからね。
結局、日本の問題は日本国内で解決しなければいけないね。

経済成長率の高い国 まとめ

現在経済成長率の高い国は、アフリカ、アジアに多いということが分かりました。

これらの地域の国々は、まだ経済規模は小さいですが、今後急速に大きくなっていくと予測されます。

しかし、みなさんがよくニュースで見ているように、これらには戦闘行為が行われている地域もあります。

数字だけではなく、こうした社会的背景も加味して企業戦略を策定しなければいけません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は国別GDPの比較を行ってみました。

日本の他にも不景気にあえいでいる国は多いようですね。

反対に物凄い勢いで成長している国々もありました。
しかし、そうした国々は経済面以外に問題を抱えている場合があります。

日本はどうすれば好景気時代を取り戻せるのでしょうか。
今後もみんなと一緒に考えていきたいですね。

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ABOUT ME
たかぴー
自己紹介:中小企業診断士の会社員。 YouTubeチャンネル 「たかぴーの中小企業診断士試験 攻略チャンネル」を運営中。 趣味:ジム・筋トレ、旅行、YouTube、ブログ 連絡先:takapi.channel@gmail.com

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