意外と知らない!?経営と運営の意味の違いを2つにまとめた!

意外と知らない!?経営と運営の意味の違いを2つにまとめた!

Pocket

経営と運営の意味の違いがわかりますか?

どちらも組織をまとめるための言葉です。

「なんとなく経営の方が偉い気がするけど、結局は同じだと思う。」

そう考えている方も多いのではないでしょうか?
確かにどちらも似た意味の言葉ではありますが、細かく見ていくと2つの意味は全然違います。

経営と運営の意味を使い分けられることで、仕事の質も変わってくることでしょう。

今回は経営と運営の意味の違いを、目的と体制作りの2つの視点からまとめてみました。
最後に店舗経営と店舗運営の事例で理解を深めたいと思います!
それではまいりましょう~

スポンサーリンク

1.経営と運営の目的の違い

経営と運営の意味を国語辞典で調べてみましょう。

まずは運営から。

運営とは
[名](スル)団体などの機能を発揮させることができるように、組織をまとめて動かしていくこと。
引用元:goo辞書

一方経営の意味は次の通りです。

経営とは
[名](スル)事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体。
引用元:goo辞書

頭のいい方はこれだけでわかってしまうのでしょうが、いまいちピンと来ませんよね…。どちらも「人を管理してまとめること」であることは間違いなさそうですが。

それでは運営と経営は、具体的に何が違うのでしょうか?

答えを言います。

運営と経営の意味は目的と体制作りの点で違います。

具体的にはどのように異なるのでしょうか?

この章では目的の違いについて説明していきたいと思います。

1-1.経営の目的は収益化

国語辞典では経営の説明に

事業目的を達成するために~

という表現がありました。事業とは何のことでしょうか?
これも国語辞典で調べてみましょう。

事業とは
生産・営利などの一定の目的を持って継続的に、組織・会社・商店などを経営する仕事。
引用元:goo辞典

なるほど、事業は「生産・営利」などを目的とした活動というわけですね。
事業目的を達成するために経営を行うわけですから、経営の目的も最終的には収益を得ることになります。

経営は収益を最大化するために、人やモノや資金を活用する活動のことをいうんですね。

これを覚えてもらって、次は運営の目的をみていきましょう。

1-2.運営の目的は効率化

またまた運営の意味を、国語辞典に戻ってみてみましょう。

団体などの機能を発揮させることができるように~

お分かりでしょうか?
運営の言葉の説明では一切「事業」や「収益・利益」という言葉は出てきません。
つまり、運営の目的は収益化することではないのです。

それでは運営の目的は何なのでしょうか?

それは組織の効率化を図ることです。
運営は与えられた目的・機能をよりよく達成していくために、組織を活用するのです。

例えばスポーツ大会の運営について考えてみましょう。
大会運営と聞いたことがありますが、大会経営とはあまり聞きませんよね?
これはスポーツ大会運営を行う人たちがお金目的ではないことが多いからです。

大会の運営はスポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮させる、そして観客が大会を存分に楽しませるという目的があります。この目的を達成するために、決められたスケジュール通り進行するように、各スタッフが連携を図り、滞りなく試合を進めていくのです。
確かに大会には来場料が発生するかもしれませんが、現場の運営スタッフには「収益の最大化」なんて考えは微塵たりとももないことでしょう。

つまり、
運営の目的は、与えられた仕事を効率よく達成するために、人やモノや資金を活用することをいうんですね。

2.経営と運営の体制作りの違い

ここまでは国語辞典的な意味の違いについて解説してきました。
ここからは経営と運営の目的の違いが原因で発生する、仕組み作りの違いについて説明していこうと思います。

経営と運営では体制作りが変わってくるのです。

これは目的が違うために、当然起こってくる問題です。
経営者意思でいるのか、運営者意思でいるのか、ということが問題にされるのは、この体制作りに差が出てくるためですね。
それでは詳しくみていきましょう。

2-1.経営者は体制そのものを作りあげる

経営の目的は収益を最大化させることだといいました。

収益を最大化させるためには、お客様に満足してもらい、それに見合った対価をもらわなければなりません。お客様のニーズは日々変化します。昨日まで売れていたものが今日からは全く売れなくなる。このようなことが近年では当たり前になっていますよね。

経営者はこのようなニーズの変化に対応するために、事業内容や取扱い商品、組織の構造などをダイナミックに作り変えていく必要があります。

経営者は組織や事業そのものの体制を根本的に作り、そして変えていくことができるのです。

2-2.運営者は体制が与えられている

それでは運営はどうでしょうか?
運営の目的は組織の効率化でしたね。

運営者は与えられた目的を滞りなく達成するために組織を動かします。そこには収益の最大化という目的は存在しませんので、利用者が多かろうが少なかろうが関係がないのです。

運営者は組織や事業の体制が与えられていて、いかに効率的に運用していくかを考えるのです。

スポーツの大会を例に考えてみましょう。

大会運営者は大会運営に必要な予算、人員を与えられます。
そして、とにかく大会がスムーズに進行するために全力を尽くします。

では大会の経営者であればどうでしょうか?
経営者は大会を行うことで得られる収益を気にします。収益を最大化するために、大会スタッフの削減や来場料金の値上げなどを検討するかもしれません。また、行っているスポーツが不人気であれば、別のスポーツの大会まで考え始めるかもしれませんね。

このように、運営者と経営者では目的の違いのために、体制作りの発想が全く変わってくるのですね。

3.事例:店舗経営と店舗運営

最後に店舗経営と店舗運営の違いについて考えてみましょう。
どちらも商売ですので、お金儲けをしなければいけないのですが、経営と運営の違いで人の働き方がどのように変わるかをみてみます。

ここでは二つのケースに分けて、店長の働き方を考えてみましょう。

  • ケース1:自らが経営者として、店舗を経営する店長
  • ケース2:経営は本社が行い、店舗を運営する店長

それでは一つ一つ見ていきましょう。

3-1.経営者店長の場合

経営者店長の目的は利益を最大化することです。

経営者店長は普段どのようなことを考えているのでしょうか?
少し頭の中を覗いてみましょう。

経営者店長
利益を最大化するためには、お客様満足度を高めなければいけないらしい。そのためには取扱いの商品はどうしようか?

お客様が求めているものをお客様が喜ぶ値段で提供したいけど、店舗にも利益が残らなければ意味がないし…。

それからコストカットのために働いてもらう従業員を必要最低限にとどめたいけど、彼らに無理をさせて辞めてもらったら困るしなぁ。

経営者店長は利益最大化の方法を多角的に考えていますね。
お客様・従業員の両面から店舗経営を考えていかないと、利益は残りませんから当然です。

3-2.雇われ店長の場合

これが雇われ店長が運営する店舗だと、どのように変わるでしょうか。

店舗の利益は本社が考えてくれます。店舗は本社の施策に従うだけ。
そんな雇われ店長の頭の中を覗いてみましょう。

雇われ店長
さーて、今日もクレームもなく残業もない一日になるように頑張ろう!
ん?なんか本社から面倒な施策提案がきてるなぁ。

確かに店舗で一定の成果を挙げられたら昇進のチャンスがあるけど、結局上に行ける人間はごく一部だし、そもそも店舗の売上なんて立地で決まるからこんな片田舎の店舗じゃムリムリ!

さっさと家帰ってアニメ見たいわ~

これは少し大げさかもしれませんが、店舗をただ運営するだけの店長はどうしても仕事に対してネガティブになってしまいます。
なぜなら運営の目的は効率化=ただ穏便な一日を過ごすことにあるためです。
以上のように、店舗を経営するか、運営するかで、働く意識や仕事の質が全く変わります。
特にビジネスにおいては、いかに店長を含めた従業員全員に、経営者意識を持たせるのが重要かがよくわかりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

経営は収益の最大化、運営は組織の効率化という目的の違いがあります。
また、目的が違うために、組織そのものを作り上げ、そして作り変えることができるのが経営者です。
運営者にはそのような動機がありません。

ビジネスにおいては、働く人全員が経営者意識でいることが望ましいですね。
逆に組織のトップが運営者意識でいるとしたら、そのビジネスは失敗するでしょう。

まわりで運営に終始している人がいたら、経営をするように伝えてくださいね。

それではまたお会いしましょう!

Pocket

スポンサーリンク

コメントを残す

*