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【物流の流れ】入荷・保管・ピッキングをわかりやすく解説!/運営管理/中小企業診断士試験対策

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はいどうも、中小企業診断士のたかぴーです。
今回は「物流の流れ」をテーマに解説していきたいと思います。

物流の論点は、一つ一つは難しくないのですが、入荷・保管・出荷といった流れを体系的に理解することがとても重要です。
特にITFコードやロケーション管理、ピッキング方式などは本試験でも問われる内容ですので、この記事を通してしっかり整理していただければと思います。

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物流の流れの全体像

まずは今回学習する物流の流れの全体像を確認してみましょう。
物流とは、一般的にメーカーから小売店まで商品を届けるまでの流れを指します。具体的には、メーカーから卸売業者、小売店までの商品の流れですね。

診断士試験で問われやすいのは、真ん中の物流センターでの商品の取り扱いについてです。
物流センターでメーカーから商品を受け取ってから、どのような流れで小売店舗に向けて出荷されるかのプロセスですね。

物流センターでの商品の流れは、一般的に以下の通りです。

物流センターでの商品の流れ

入荷 → 保管 → ピッキング → 流通加工 → 仕分け → 出荷

ピッキングは保管されている商品を取り出すこと、流通加工では商品への値札貼り付けや包装を行います。
その後、顧客・店舗別に商品を仕分けて、トラックに積み込んで配送するという流れですね。

「流通加工」は小売店ではなく物流センターで行う点に注意しましょう。値札の取り付けや包装といった作業を物流センター側で代行することで、小売店の店頭業務を軽減できます。試験でも問われる観点ですので、しっかり認識しておいてください。

入荷:事前出荷明細とITFコード

まずは入荷についてです。ここでは検品作業を効率化する2つの仕組みを学習します。

事前出荷明細(ASN)とは、物流センター側に事前通知する出荷情報のことです。
メーカー側から商品受け取り前に、納品日・発注番号・商品・納品数・パレット枚数・運転手情報などが電子データで送られてきます。これを受けて物流センターは事前に在庫引き当てや作業員手配を行うことができ、検品効率が大幅に向上します。

もう一つはITFコードです。ITFコードとは、集合包装用商品コードとして段ボール箱に記載するバーコードのことです。
このバーコードと段ボールの情報を紐づけて管理することで、バーコードを読み込めばいちいち段ボールを開かなくても中身がわかるようになります。

ASNとITFコードはいずれも入荷時の検品作業を効率化するための仕組みです。試験でもたびたび問われますので、しっかりと覚えておきましょう。

保管:ロケーション管理

続いて、ロケーション管理です。ロケーション管理とは、商品の保管場所を管理する方法のことで、大きく3種類に分かれます。

① 固定ロケーション
棚と商品の位置を一対一で対応させる保管方法です。保管場所が固定されているので商品の出し入れが迷わず行えますが、特定商品の入荷がないとそのスペースが空いたままになってしまうため、スペース効率が悪化するデメリットがあります。

② フリーロケーション
商品の保管場所を都度決定する保管方法です。空いているスペースをどの商品にも使えるためスペース効率は高いですが、置き場を決める手間がかかる上、商品の在りかが不明瞭になりやすいデメリットがあります。

③ セミ固定ロケーション
商品グループごとに保管エリアを決める方法で、固定・フリー両方の良いとこ取りをした保管方法です。たとえば肉・野菜・魚のエリアを作り、牛肉・豚肉はそれぞれ肉エリアで保管するイメージですね。スペース効率の悪化を防ぎつつ、商品の在りかもある程度把握しやすくなります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを合わせて覚えておきましょう。

ピッキング方法

最後にピッキング方法です。ピッキング作業を効率的に行う2つの方法を学習します。

① トータルピッキング(種まき方式)
複数のオーダーをまとめて一度にピッキングし、その後に顧客別へ仕分ける方法です。作業導線を短縮できる一方で、仕分け作業に工数がかかります。少ない種類の商品を大量に扱う場合に適した方式です。

② シングルピッキング(摘み取り方式)
オーダーごとに個別に商品をピッキングする方法です。ピッキング後の仕分け作業は不要になりますが、その分、倉庫内の作業導線が増えます。多品種少量かつ注文先が多い場合に適した方式です。

試験では「種まき方式」「摘み取り方式」というカタカナ以外に、漢字表記で出題されることもあります。トータル=種まき、シングル=摘み取り、と両方の名称を紐づけて覚えておくと安全です。

過去問を解いてみよう(令和元年度 第37問)

それではここまでの内容を、過去問を解いて復習してみましょう。

物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ASNを用いた入荷検品は、商品の外箱に印字されたITFシンボルや、混載の場合に外箱に貼付されたSCMラベルを読み取った情報と、ASNとを照合することで完了する。

イ 個装には、内容物を保護したり、複数の商品を1つにまとめて取り扱いやすくしたりする機能がある。

ウ 固定ロケーション管理は、在庫量が減少しても、保管スペースを有効に活用できるため、保管効率が高い。

エ 摘み取り方式ピッキングは、商品ごとのオーダー総数をまとめて取り出した後、オーダー別に仕分けることである。

オ トラックドライバーが集品先または納品先の荷主の倉庫内でフォークリフトを使用することは、法律で禁止されている。

正解は「ア」です。選択肢をひとつずつ見ていきましょう。

選択肢ア
ASNの情報とITFコード・SCMラベルの情報を照合して検品する、という記述は正しいですね。SCMラベルは複数商品が梱包された段ボールで使用するラベルです。

選択肢イ
個装は個々の商品を包むものです。複数商品を1つにまとめるのは「外装」の役割ですので、誤りです。

選択肢ウ
これはフリーロケーションの説明です。固定ロケーションは在庫が減っても別の商品を置けないため、保管効率が低くなります。誤りです。

選択肢エ
これは種まき方式(トータルピッキング)の説明です。摘み取り方式はオーダーごとに個別ピッキングする方法ですので、誤りです。

選択肢オ
フォークリフトの使用を禁止する法律はありません。資格(免許)は必要ですが、トラックドライバーだからといって使用が禁止されるわけではないので、誤りです。

物流に関しては幅広い知識が問われますので、問題演習を繰り返しながら知識の定着を図っていきましょう。

まとめ

今回は、物流の流れについて学習しました。物流センターでは「入荷→保管→ピッキング→流通加工→仕分け→出荷」の順で商品が流れていくのでしたね。

各論点を整理すると以下の通りです。

  • 入荷の効率化:事前出荷明細(ASN)とITFコードによる検品効率向上
  • 保管方法:固定ロケーション・フリーロケーション・セミ固定ロケーションの3種類
  • ピッキング:トータルピッキング(種まき)とシングルピッキング(摘み取り)の使い分け

それぞれの名称を聞いただけで内容を思い出せるように、普段から問題演習を通じて覚えるようにしていただければと思います。

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ABOUT ME
たかぴー
自己紹介:中小企業診断士。 一次試験は全科目60点超の合計512点という高得点で突破、二次試験は2回連続で合計で240点以上を達成して合格。 合格後は、本業のデータ分析スキルを生かした過去問研究、法人営業経験を生かしたわかりやすい解説で受験者支援を実施中。 チャンネル登録者1.5万人超の「たかぴーの中小企業診断士試験 攻略チャンネル」では、二次試験と中小企業経営・政策も解説。 趣味:ジム・筋トレ、旅行、YouTube、ブログ 連絡先:takapi.channel@gmail.com

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