はいどうも、中小企業診断士のたかぴーです。今回は令和6年度の事例Ⅲをテーマに解説していきたいと思います。
今回の事例Ⅲは、初めて価格交渉に関するテーマが出題されたほか、従来に比べて答えにくい出題が多く、比較的難易度が高い年度だったかと思います。
この記事をお読みいただくことで、各問題にどう取り組めばいいか、今後はどのようなことに注意しながら学習を進めていけばいいかをお伝えできればと思いますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
事例文の全体像の確認
まずは全体像を確認していきましょう。今回のC社はベルトコンベヤなどの搬送機器を製造するメーカーでしたね。そして今回の事例は、ほぼノーヒントで問題点を解決する、そういったことが求められる内容となっていました。

今回C社が抱える問題点としては、製造面では製缶課の負荷が高く、顧客から納期の変更等があると工程管理の部分で混乱が生じていました。また営業面ではコスト高に対応できておらず、X社に売上を依存している状態です。
通常、事例Ⅲでは問題点と一緒に、その原因が明記されているケースがほとんどで、原因に対して対策を打つことで問題点を解決するといった回答の方向性が求められてきましたが、今回はその原因部分が与件にほとんど記載されていませんでした。
そのような中で改善案を提案していかなければならないという点で、いつも以上に取り組みにくい事例だったかと思います。
SWOT分析
それではいつも通りSWOT分析をしていきましょう。

まずは強みです。強みとしてはC社社長の提案力や設計から製造まで対応可能な生産体制、それから特注品に対応可能な技術力が挙げられるかと思います。
また、弱みとしてはX社に売上の6割を依存していて、X社のメンテナンスはC社の営業部が担当しています。それから契約金額がコスト高に対応できておらず、短納期要請で工程管理に混乱が生じています。製缶課の負荷が高いというのも弱み・問題点として挙げられるかと思います。
機会としてはX社が生産を国内に移管していて、その結果として受注自体は増加傾向なのでしたね。最後に脅威です。顧客から短納期を要請されていますので、これに対応していく必要がありますね。


