はいどうも、中小企業診断士のたかぴーです。今回は、令和2年度の二次筆記試験・事例Ⅳを解説していきたいと思います。
令和2年度は比較的オーソドックスな出題でしたので、立ち回りさえ間違えなければ、合格点は獲得できた年度です。捨ててもいい問題、確実に得点したい問題についても触れていきますので、ぜひ最後までお読みください。
なお、必ずご自身で問題演習をしてから読み進めていただければと思います。
全体像の確認
まずは全体像を確認してみましょう。今回のD社も、売上高が40億円を超える、比較的大きめな中小企業でしたね。事例Ⅳは、事例Ⅰ〜Ⅲと比べて企業規模が大きいことが多いです。

D社が行っている事業は、戸建住宅事業、飲食事業、リフォーム事業の3つです。戸建住宅事業が主力事業となっていて、充実したアフターケアで顧客から人気を博しています。一方で、そのアフターケアには多くの人手がかかるので、費用がかさんでいるようです。
飲食事業は、地元に貢献したいという社長の思いから始められた事業で、懐石料理店2店舗、和食店、ファミリーレストラン、ステーキ店がそれぞれ1店舗ずつある、という状況のようですね。そしてこのうち、ファミレスとステーキ店は赤字で、特にステーキ店が2期連続で赤字になってしまっているようです。
リフォーム事業に関しては、自社販売の戸建限定で行っていて、近年需要が増加中とのことでした。このような状況下で、財務的な観点から診断・助言を行っていくというのが、今回の事例となりますね。
SWOT分析
続いて、SWOT分析です。企業の定性情報を確認してみましょう。

まずは強みですね。多頻度・長期のアフターケアを提供していて、商圏を限定することでトラブルにも迅速に対応ができるということでした。そういったサービス重視の姿勢で、顧客志向・地元に根ざした企業として評判を得ているのでしたね。また飲食事業では、地元食材にこだわっているというのも、一応強みに分類できるかと思います。
弱みです。丁寧な顧客対応の負担が重たいこと、それからファミリーレストランが営業赤字、特にステーキ店は2期連続赤字であることが、弱みとして挙げられます。
機会としては、高齢化の進行でバリアフリー化のリフォーム依頼が増加中なのでしたね。最後の脅威に関しては、今回は特に記載がありませんでした。
事例ⅣにおいてSWOT分析は基本的に第1問でしか扱いませんが、しっかりと押さえておくようにしましょう。それでは、ここからは各設問の解説に移ります。



