SDL トヨタとフォードが企業連合を設立した理由を考える

【SDL】トヨタとフォードが企業連合を設立した理由を考える

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どうもたかぴーです!

トヨタとフォードが共同でスマートフォンに関する仕組みを共同開発するというニュースを目にしました。
日本とアメリカを代表する大企業の2社の協力ですから、なんだか物凄いものが出来そうですね!

でもちょっと待ってください!

そもそもトヨタとフォードってライバル同士ではないでしょうか?

確かにトヨタもフォードも自動車メーカー大手です。
普段は世界レベルで市場シェア獲得争いでしのぎを削り合っている仲なのです。
その2社がどうして協力するのでしょうか?

今回はトヨタとフォードが企業連合を設立した理由について考えてみたいと思います。

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自動車とスマホの連携(SDL)の話

たかぴー
今回は今話題になっているトヨタとフォードの企業連合についてだよ。

つかさ
どちらも超有名企業ですよね!
この2社が共同するなんて夢のようです!

たかぴー
そうだね、じゃあ今回の共同の理由を考える前に、自動車とスマホの連携について整理してみようか。
今自動車業界ではSDLが話題になっているんだ。
つかさちゃんは聞いたことはあるかな?

つかさ
うーん、ちょっと聞いたことないです。
SはスマホのSですか?

たかぴー
うん、そうだよ。でもちょっと聞きなれない言葉だよね。
これはスマートデバイスリンク(Smart Device Link)の頭文字を取った言葉だよ。
つまり、SDLとはスマホ用アプリを車から操作する仕組みのことを言うんだ。

つかさ
なるほど!
今の車はたくさんボタンやマイクでナビを動かせますからね。
その車の機能とスマホを連携させようというのですね!

たかぴー
うん、例えば車でスマホを操作したり、車の液晶モニターにスマホの画面を表示させたりできるんだ。
スマホは基本的にインターネットと接続されているから、車もネットに繋がると言えるよね。
これを利用して様々なサービスが生まれそうだ。

つかさ
実現したら便利になりそうですね!
自動車専用アプリも数多く開発される気がします!

たかぴー
そうだね、この技術が成功したら、大きなビジネスが生まれる可能性が高い。
実際に多くの企業はこの仕組みに強く感心を示していて、既にApple社やGoogle社がこの開発に乗り出しているんだ。

つかさ
スマホ向けOS開発企業の双璧がもう動いているんですね。
iOSとAndoroidのように、SDLもこの2社だけの技術になってしまうのでしょうか?

たかぴー
そうならない為に今回の企業連合があるんだと思うよ。
詳しくは次のセッションで見ていこう。

自動車とスマホの連携(SDL)の話 まとめ

SDLとはスマホ用アプリを車で操作・利用する仕組みのことです。

実現化すれば自動車の利便性が大きく向上することが期待できます。

自動車の需要拡大、スマホアプリ市場の拡大が見込まれるので、大きなビジネスになるでしょう。

現在、Google社とApple社などのIT企業がSDLの開発に乗り出しており、
自動車メーカーは出遅れています。

デファクトスタンダードという考え方

たかぴー
SDL技術の成功には大きな利益が生まれる可能性があることがわかってもらえたかな?

つかさ
はい!
ぜひ日本の企業にも頑張ってもらいたいです!

たかぴー
そうだね、この技術には積極的に日本企業も参加していきたいよね。
そこで今回、トヨタとフォード社を始め、多くの企業が「スマートデバイスリンクコンソーシアム」という連合を組んだんだよ。
この連合には、トヨタ、フォード、スバル、マツダ、スズキなど多数の企業が参加しているよ。

つかさ
自動車メーカーがとても多いですね!

たかぴー
そうだね、自動車メーカーの他にはLuxoftなどのスマホアプリ開発企業や、Panasonicなどの自動車の周辺機器を開発している企業も参加しているんだ。

つかさ
とても大きな連合なんですね!
そこまでして各企業が協力する理由は何かあるのでしょうか?

たかぴー
うん、これはデファクトスタンダードを狙った連合だと考えられるんだ。
デファクトスタンダードとは、事実上の標準業界標準のことだよ。
つまり、SDLの技術・規格を統一化させようとしているんだね。

つかさ
なるほど~。
でも統一化するとどういったメリットがあるんですか?

たかぴー
理由は2つあるよ。1つ目は利用者側の利便性の向上だね。
例えばUSB端子はどのパソコンでも口が統一されていて便利でしょ?

つかさ
あっ、確かにパソコンの周辺機器を買う時は、差し込み口を気にすることがないですね!

たかぴー
そうだよね、2つ目の理由は周辺機器の開発費の軽減だ。
今回のSDLで言うと、スマホアプリのことだね。
規格が統一されていればスマホアプリの開発費は劇的に安く済むはずだよ。

つかさ
なるほど、だからスマホアプリ開発企業も連合に参加しているんですね!

たかぴー
うん、その通りだね。
これらの理由から、規格が統一化されることで、SDLがより一層大きなビジネスになることが期待できるんだ。
そしてデファクトスタンダードは一度決まってしまうと、新たな競合が生まれないという特徴があるよ。

つかさ
一度統一された規格に新しい規格を持ち出されても、利用者が混乱するだけですもんね。
当然と言えば当然かもしれません。
でもデファクトスタンダードを勝ち取るにはどうすればいいんですか?

たかぴー
その為にはできるだけ早く市場シェアを大きく伸ばす必要があるんだ。
だから自動車業界全体で協力して早期の市場シェアの確保に挑んだのが、今回の連合なんだね。

つかさ
なるほど!
そういう狙いがあったんですね!

デファクトスタンダード まとめ

デファクトスタンダードとは、事実上の標準のことです。

デファクトスタンダ-ドによる統一規格が出来上がることには以下のメリットがあります。

利用者の利便性の向上
規格が統一されることで、利用者は余計な混乱をせずに済みます。

開発側の費用低下
SDLの規格がバラバラだと、スマホアプリ開発者はそれぞれの規格に合わせてアプリを開発する必要があります。
ちょうどiOSとAndoroid用にそれぞれアプリを作るのと同じですね。
当然、規格が統一されていると開発費が安く済むのです。

これらの理由から、規格が統一化されることで、SDLがより一層大きなビジネスになることが期待できます。

また、デファクトスタンダードは一度決まってしまうと、新たな競合が生まれないという特徴があります。
デファクトスタンダードを勝ち取った企業の一人勝ち状態になるというわけですね。

このデファクトスタンダードを勝ち取るためには、とにかく早期に大きな市場シェアを確保する必要があります。
そのために、トヨタ・フォードを始めとした多くの自動車メーカーが手を組んだんですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のトヨタ・フォードをはじめとした企業連合の設立の理由を、デファクトスタンダードの観点から考察してみました。

今回のトヨタ・フォードが連合を設立した理由をまとめると

①SDLの技術を標準化・統一化することで、
自動車産業・スマホアプリ産業の拡大を最大化する為

②AppleやGoogleといったIT企業に対抗し、
 SDLの技術を自動車業界だけのものにする為

という意図があってのことだと思われます。

個人的には 自動車業界 VS IT業界 のガチンコバトルという構図と見て取れ、
非常に興味深いと思っています。

ここでGoogleとAppleが共同を発表したらもっと面白いのですが(笑)

いずれにしても、この戦いの行方は今後も注意深く見守りたいですね。

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